気になる足のだるさ、もしかして静脈瘤かも
下肢静脈瘤は、足の表面の血管が拡張して、浮き出たり、くねくねと蛇行した状態になる病気です。主に立ち仕事や加齢、妊娠などが原因で、血液が足にたまりやすくなることで起こります。見た目の変化だけでなく、足のだるさ・むくみ・かゆみ・痛みといった不快な症状を伴うこともあります。
悪化すると皮膚炎や潰瘍につながる場合もあるため、早期の診断と治療が大切です。
当院では、超音波検査を用いた正確な診断と、症状に合わせた保存療法・硬化療法・手術療法をご提案いたします。
予防するには

下肢静脈瘤の予防には、血流の滞りを防ぐことが重要です。長時間同じ姿勢を避け、適度な運動を取り入れましょう。
階段の昇降やウォーキングなどが効果的です。

また、足を高くして休んだり、弾性ストッキングの使用も有効です。
立ち仕事やデスクワークが多い方は、こまめに足首を回す・ふくらはぎを動かすなど、血流を意識した動作を心がけましょう。
見た目だけの問題と考えがちですが、放置すると症状が進行し、湿疹・色素沈着・潰瘍などを引き起こすことがあります。早めの受診をおすすめします。
初期段階であれば、弾性ストッキングや生活習慣の見直しなどで症状の進行を抑えることができます。必要に応じて硬化療法や手術も選択されます。
妊娠中の積極的な治療は一般的に控えますが、弾性ストッキングの使用や生活指導により症状の緩和は可能です。産後にあらためて治療を検討します。
治療後も再発することがあります。再発を防ぐには、予防策を継続することが大切です。定期的な診察もおすすめします。