ケガの処置から抜糸まで
切り傷や裂けた傷など、深く開いた創傷には「縫合(ほうごう)」が必要になる場合があります。感染予防のためにも、傷口を丁寧に閉じる処置を行い、回復状況を見ながら、時期を見て「抜糸」も行います。
処置後も通院にて経過をフォローいたしますので、安心してご相談ください。
こんなときは

刃物で切ってしまい、出血が止まらないときは、清潔なタオルやガーゼで圧迫して止血し、流水で汚れを洗い流します。傷口が深かったり、出血が止まらない場合は早めに受診しましょう。自己判断で絆創膏だけで済ませると感染や傷痕が残る可能性があります。

ガラスや鉄製品で皮膚を裂いた場合、破片が残っている恐れがあるため、無理に取り除かず、そのまま清潔な布で覆って医療機関へ。特にサビた金属によるケガは破傷風のリスクがあるため、受診が必須です。
出血が止まらない、傷口が大きく開いている、肉や脂肪が見えているときは、すぐ受診を。迷ったときも早めにご相談ください。
通常は5日〜10日程度で抜糸しますが、部位や年齢、治癒のスピードにより異なります。診察で状態を見ながら判断します。
基本的には、医師の指示に従ってください。患部を濡らさないように注意する必要があるケースもあります。
傷が開いたまま治ると、感染のリスクが高くなったり、傷あとが大きく残る可能性があります。必要な場合は縫合した方が治りもきれいです。
抜糸が遅れると、糸が皮膚に埋もれてしまうことがあります。予定通り受診しましょう。万が一遅れても、処置可能ですのでご安心ください。