心臓弁膜症ってどんな疾患？
心臓弁膜症は、心臓にある4つの弁（僧帽弁・大動脈弁・三尖弁・肺動脈弁）のうちいずれかに異常が生じ、血液の流れがスムーズに行われなくなる病気です。弁がきちんと閉じずに血液が逆流する「逆流症」や、弁が狭くなって開きづらくなる「狭窄症」などのタイプがあります。
症状は進行するまで気づきにくいことも多く、放置すると心不全などを引き起こす可能性があります。早期の発見と治療が非常に重要です。
予防するには
定期的な健康診断で心雑音などをチェック。
動悸や息切れなどの症状を放置せず、早めに循環器科を受診する。
心臓弁膜症はどんな症状が出ますか？
息切れ、疲れやすさ、むくみ、動悸などが見られます。進行すると心不全の原因にもなります。
治療法にはどんなものがありますか？
軽度の場合は経過観察ですが、進行すると薬物療法や手術（弁置換術・形成術）が必要です。
手術はすぐに必要ですか？
症状や進行具合によって判断されます。定期的な検査でタイミングを見極めます。
