胸の違和感は、心臓が助けを求めている合図です
狭心症とは、心臓の筋肉(心筋)に一時的に酸素が不足することで起こる病気です。主に冠動脈と呼ばれる心臓の血管が動脈硬化などで狭くなることで、胸の痛みや圧迫感などの症状が現れます。
階段を上った時や運動中などに胸が締めつけられるような痛みを感じた場合、狭心症の可能性があります。放置すると心筋梗塞へと進行することもあるため、早期診断と治療が重要です。
予防するには

ストレスをためず、十分な休養と睡眠を取る。
喫煙は狭心症の大きなリスク要因になりますので、禁煙を心がけましょう。

また、バランスのとれた食事(動物性脂肪の摂りすぎに注意)と適度な運動を無理のない程度に継続して行いましょう。
胸が締めつけられるような痛みや圧迫感、灼熱感を感じることが多いです。数分で自然におさまる場合もあります。
狭心症は一時的な血流不足による症状で、心筋梗塞は血流が完全に止まり心筋が壊死する緊急疾患です。狭心症を放置すると心筋梗塞につながることもあります。
適切な生活習慣の見直しや薬物療法、必要に応じてカテーテル治療などでコントロール可能です。早期発見が重要です。
心電図、負荷心電図、心エコー、CT検査、心臓カテーテル検査などが行われます。