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下肢静脈瘤について

●下肢静脈瘤とは?

血液が逆流して血管がコブのように…

    足に次のような症状はありませんか?

  • 血管が浮き出ている
  • むくむ、重い
  • こむら返りが起こりやすい
  • だるい、疲れやすい、ほてる(熱い)
  • かゆい、点状発赤がある
  • 皮膚炎や湿疹がある
  • 色素沈着がある


それは、下肢静脈瘤かもしれません。

下肢静脈瘤とは、足の血管がふくらんで、コブのように腫れてしまう病気です。足のむくみやだるさ、痛みやこむら返りを起こし、重症になると、湿疹ができたり、出血を起こすことがあります。 良性の病気なので、命に関わることはありませんが、足の痛みは生活を妨げ、また女性にとっては見た目にも気になる病気です。
あなたには心当たりはありませんか?

足のむくみや痛みが続く場合は下肢静脈瘤の可能性があります

●下肢静脈瘤の原因

静脈の弁が壊れる!? 自然には治らない!?

静脈は血液を心臓まで戻す血管です。立ったり座ったりした状態で、心臓と下肢には約1mの高さの差があります。心臓から足の先まで送り出された血液が心臓まで戻るためには、この1mの高さを地球の重力に逆らって上がっていかなければなりません。
そのため人間の場合、足の筋肉をポンプのように使い、血液を押し上げているのです。

そこで、血液が逆流しないように静脈にはいくつもの弁(逆流防止弁)があり、通常であれば血管ははしごを上るように心臓へ戻っていくようになっているのです。
しかし下肢静脈瘤の患者さんでは、この弁が何らかの原因で壊れ、血液が逆流してしまいます。そのため静脈壁が風船のように膨らんでしまい、コブのように静脈瘤が浮き出てしまうのです。
さらに、一度壊れた静脈の弁は元に戻ることはありません。下肢静脈瘤は自然に治ることはない病気です。なので、血液はどんどん溜まり、症状は悪化する一方なのです。

静脈の弁が壊れたことによって血流が悪くなる

●下肢静脈瘤の種類

網目状、クモの巣状…あなたの足は大丈夫?

■伏在型静脈瘤

脚のもっとも太い表在静脈である大伏在静脈、小伏在静脈におきる静脈瘤で、多くの方がこのタイプになります(約70〜80%)。

状在型静脈瘤

■網目状静脈瘤

皮下の浅いところにある、2〜3mmの細い静脈が拡張してできた静脈瘤です。 青色に浮き上がって見えるのが特徴です。網の目に見えることが多いため網目状静脈瘤と言われています。


■クモの巣型静脈瘤

皮膚に近い直径1mm以下のとても細い静脈が拡張した静脈瘤です。 太もも、ふくらはぎなどに多く、赤色の血管がクモの巣のように放射状に広がってみられます。大腿部、下腿部、また膝裏によく見られます。

網目状静脈瘤

クモの巣型静脈瘤

●下肢静脈瘤の治療

それぞれの症状に合った、適切な治療が必要です

■弾性ストッキング

弾性ストッキングによる治療を圧迫療法と言います。弾性ストッキングで圧迫することで静脈瘤の症状が軽快します。また悪化の予防にもなります。
ただしこの療法は、静脈瘤自体を治すものではないので、効果があるのは着用している間だけで根治的治療にはなりません。 医療用弾性ストッキングには低圧のものから高圧のものや、ハイソックスタイプ、ストッキングタイプ、パンストタイプなど様々なものがあります。

弾性ストッキング

■硬化療法

硬化療法とは静脈瘤内に硬化剤を注入し、血管を閉じる治療法です。この治療法はごく簡単なもので、外来で10分程度でできるものです。 症状の軽いクモの巣状静脈瘤、網目状静脈瘤や側枝型静脈瘤にとても有効です。

硬化療法

■結紮術

結紮術は、皮膚に小さい切開を加え、静脈をしばるものです。
結紮術は局所麻酔ででき1ヶ所約15分です。静脈瘤の状態に応じて1ヶ所から3ヶ所位の結紮術をおこないます。
結紮術も通院でおこなわれることが多く、次の日から元の仕事、日常生活が可能です。
勿論、すべての人に結紮術が必要なわけではありません。静脈瘤の種類、血液の逆流の強さを考え、硬化療法だけで治療したり、硬化療法に結紮術を加えたりします。

結紮術

■ストリッピング手術

この手術の治療効果は高く、再発率もとても低く大変良い治療法です。
具体的な方法としては、ふくらはぎの一部と太ももの一部を切開し、そこから静脈瘤のある血管の中ににワイヤーを通し、ワイヤーごと血管を抜去します。 また適宜、静脈瘤の切除も行うため、ふくらはぎの部分に数カ所の傷を追加します。

ストリッピング手術

■ストリッピング手術の流れ

1 初診日 静脈瘤について診察、検査を行います。手術が必要だと判断されれば、術前検査へと進みます。超音波検査、心電図検査、脈波検査および採血検査などを行い、手術日を決めます。
2 手術当日 午前中に入院し、手術の準備をします。術前検査が終わっていない場合は、午前中に済ませます。
手術は腰椎麻酔(下半身麻酔)で行いますが、ご希望の方は、寝た状態(全身麻酔)で手術を行うことも可能です。
手術は1時間30分から2時間程度で終了します。術後は病室へ移っていただき、下肢に弾力包帯を巻いた状態で安静にしていただきます。
3 手術の翌日 診察を行い異常のない事を確認します。食事とトイレ・病棟歩行が許可になります。下腿の湿疹や色素沈着、皮膚のただれなどがある方は1週間程度の入院が勧められます。
4 手術一週間後 診察を行い創に問題がなければ抜糸し、翌日退院していただきます。弾性ストッキングやサポーターを3ヶ月間使用していただきます。
5 その後 術後2週間、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月で診察させていただきます。



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